どうも、専業SEOライターの「ウチノマナト」です!
さて、もうタイトルで言っちゃってますが、
ライターだからといって、無理にブログを書く必要はありません。
いろんなライターさんの主張を見てみると、
「ライターならブログを書いておくと有利になるよ!」
とおっしゃる方がたくさんいます。
確かに、ライターとして働きたい方がブログを書いておけば、ライティングの練習ができたりSEOについて考えたりするキッカケになるので、大切に思えますよね。
ただ、場合によってはブログを書くことが大きなプラスに働かないこともあるので要注意です。
そもそも、ブログを書く目的が、
自分の趣味についてや日頃の日記など、単純に文章を書きたい
というものであれば、もちろん書いてもOK!
私も、別でブログを運営している時期があったのですが、初期の頃はホントーになんでもない日々の雑記を書いていましたねえ。懐かしい・・・。
ただし、ブログを運営する目的が、
ブログを通じてライターの仕事を獲得する
という場合、話は別です。
ライターの仕事獲得を目的としてブログ運営を検討しているのであれば、自分がやりたいかどうかよりも「自分はブログ運営に向いているか?」で判断した方が良いです。
ブログというのは、すぐに効果が出るものではありません。
例えば「たった3ヶ月でブログ収益◯◯万!」的な記事を見ることもありますが、全員が到達できるわけではありませんよね。
ブログで収益化しやすいジャンルの知識が豊富だったり、本業でWebサイトを運用していたりすれば、個人ブログにノウハウを活かすことも可能です。
しかし、少なくとも「誰でもすぐに稼げる!」なんてことはありません。
それは、ブログ経由で仕事を獲得する場合も同じ。
数記事ブログを書いたところで、「いきなり仕事依頼が舞い込む」ということはありません。
私も最初の仕事は、ブログの問い合わせフォーム経由でいただきました。
初めての仕事依頼が来たのも、ブログを運営してから4年ほど経ってからのこと。
ほぼ雑記だったとはいえ、仕事獲得までには時間がかかりましたね・・・。
このように、ブログで成果を出すまでには時間がかかります。
ただでさえ成果が出るまで時間がかかるのに、ブログ運営に不向きな人がブログを書いても、時間だけを食っちゃいます。
特に副業ライターは、本業の仕事があるので、使える時間に限りがあります。
時間が限られている以上、いかに「リソースを割かず効果的に成果を出せるか?」が重要です。
にもかかわらず、不慣れなブログ運営に取り組んで時間を割くのはもったいないですよね。
今回の記事では、
- ブログを運営すべき人の特徴
- ブログを運営しても効果が薄い人
の2種類について解説します!
もし仕事獲得目的でブログを書くなら、「自分はブログを運営すべき人の特徴に当てはまっているか?」を確認しましょう。
1.ブログを運営すべき人の特徴
まず「ブログを運営すべき人」についてお話しします!
この特徴の当てはまる人は、仮に時間の捻出が難しくても、ぜひブログをやるべき。
少しずつ積み重ねておけば、将来的にライターとしての仕事獲得に役立ちます!
- 差別化要素を持った記事が書ける人
- ユーザーをファン化させる文章が書ける人
差別化要素を持った記事が書ける人
現在は、多くの記事で「差別化」を求められます。
インターネット上には「これでもかっ!」というくらい競合記事が溢れていますからねえ。
記事数が多ければ執筆内容も似てくるため、検索上位を獲得するための要因として「差別化要素(オリジナリティ)」は、どの仕事でも重要視されます。
差別化要素を含んだ文章を執筆できれば、競合記事が持っていないアピールポイントになるので、ユーザーの満足度も高まり、結果的に検索上位へ上がる可能性が高くなります。
差別化要素としては、例えば以下が挙げられますね。
- 記事ジャンルの専門家(有資格者・業界経験者など)としての知識を活かして詳しい記事を書く
- 図解を作成してわかりやすさをアップする
- 自分の体験談を書く
- イラストも使いわかりやすく説明する
- 企業事例を入れて競合記事よりもわかりやすくする
同じ仮想通貨に関する記事でも、「ネットリサーチのみで書いた記事」と「実際に仮想通貨投資している人が体験談込みで書いた記事」では、内容に差が生まれますよね。
有資格者などの専門家であれば、体験談も書ける上にリサーチではわからない深い内容まで踏み込めます。
他にも、図解作成ライターやイラストも描けるライターなど、差別化できる方向性はたくさんありますよね。
上記のような専門知識やスキルを活かした記事をブログで書き続け、実績として積み上げれば、オリジナリティを求めるクライアントに重宝される可能性は高いです!
ユーザーをファン化させる文章が書ける人
SEO系とはちょっと違いますが、
この人だからこそ書ける面白い文章
という記事が執筆できる人も良いですね。
内容が面白いのはもちろんですが、「この人が書いた文章なら是非読みたい!」というように、個人のブログや文章にファンが付くイメージです。
例を挙げると、
- noteで投稿したコラムに毎回数百いいねがつく
- ツイート内容にファンが多い
- ブログを更新するたびにたくさんのブックマークがつく
などがありますね。
ちょっとパッとは名前が思いつかないのですが、超有名人でなくても「この人の書くコラム記事は面白いなあ」という感じで、SNS上でファンが多いライターも重宝されます。
ファンの多いライターが記事を執筆して拡散まで実施してくれれば、大勢のファンが読みバズる可能性も高まりますからね!
超わかりやすいケースで言えば、よっぴーさん・フミコフミオさん・ヒトデさん、なども当てはまります。
もちろん、上記の3人は超ウルトラレアケースなので、狙ってファンを作れるものでもありません。
いずれにしても、SEOとは別で「一定数のファンが付いているライター」であれば、ブログを運営する意味は大いにあります。
2.ブログを運営しても効果が薄い人
一方で、以下に当てはまるライターは、ブログ運営に時間を割くべきではありません。
「仕事獲得のためにブログをやるぞ!」と意気込んでも、思うような結果が出ない可能性が高いです。
- 単純にブログの文章が微妙
- 主張すべきことがない人
単純にブログの文章が微妙
超シンプルな理由なのですが、文章があまり上手くないのであれば、無理してブログを運営する必要はありません。
前提として、個人ブログであれば好き勝手に書くのは全然OKです!
私も以前運営していたグルメブログでは、グルメ分野に踏み出すまではよくわからない雑記を書いていました。
何記事か掘り起こしたんですが、
とてもライターの文章とは思えませんね。
当時は単なる日記ブログとして運営していたので、こういう記事が悪いわけではありません。
ただし「ライターの仕事を獲得したい!」という目的でブログを運営するなら話は別です。
上記のような微妙すぎる記事が何百記事あろうとも、おそらく仕事依頼は来ません。
ブログを通じて仕事を依頼されたいのであれば、
- 主語と述語がおかしい
- 表現が曖昧
- 結論がよくわからない記事
- フォントがめちゃくちゃ
- 改行が読みにくい
など、文章として微妙な記事を公開するのは避けるべき。
このような記事を書いたとしても、仕事を獲得する上でのアピールポイントにはなりにくいです。
もしクライアントが見たとしても、
「ああ、なんか文章書いてるんだなあ」
程度の認識になります。
なので、現時点で自分の文章に自信がないのであれば、効果の薄いブログ運営に時間を割かない方が無難です。
もちろん「ライターになるから文章の練習としてブログをやりたい!」ということであれば、取り組むのもアリです。
ただしその場合も、あくまでも「練習用」という意識を持ち続け、「仕事を取るためにブログにガッツリ時間を使おう!」とは考えない方が良いですね。
主張すべきことがない人
個人ブログではどんなことを書いてもOK!
ただし「仕事を獲得する」という目的であれば、ライターの主張やメインテーマがハッキリしていると良いです。
ブログの主張や文章のメインテーマがハッキリしていないと、ライターの専門性がわからず、クライアントとしても依頼した時のイメージをしにくいです。
メインテーマが無い雑記ブログであっても、文章が面白く読み応えのある記事なら依頼が来るかもしれません。
しかし、単純な日記記事だけで仕事に繋げるのは、正直かなり厳しいです。
私も以前のグルメブログは、特に趣味もなく「なんとなく食べ歩きしていたから書いた」程度の意識だったので、仕事の依頼をいただくまでに時間がかかりました。
現在皆さんが見ている当ブログは、
専業+副業の経験をもとに、初心者ライターの方へ良い面も悪い面も伝えたい!
という明確な目的を持って運営しているのでわかりやすいですよね。
ブログは漠然と運営してもなかなか成果が出ないため、自分の主張やメインテーマが思いつかない人は、ブログ運営の優先順位は下げても良いでしょう。
副業ライターはブログも含めてやることを取捨選択しよう!
副業ライターはとにかく時間がないので、自分がやるべきことを絞った方が良いです。
もし、特に伝えたいテーマが思いつかないのに
「とりあえずブログをやれば仕事に繋がるかも!」
という気持ちで取り組んでも、正直非効率です。
ただでさえブログは成果が出るまで時間がかかるのに、テーマもないのであれば積極的にやるべきではありません。
それよりも、例えば提案作業のような別の作業に時間を使った方が良いです。
仕事に繋げる目的でブログに取り組むのであれば、まず「自分はブログ運営に向いているか?」ということを判断し、ブログが最良の選択肢であればブログに取り組み、ブログの優先順位が低いのであれば別の作業に取り組みましょう!