こんにちは!専業SEOライターの「ウチノマナト」です!
初心者ライターさんの中には、
「なかなか指定文字数に到達しなくて困った・・・」
という経験をした方も多いのではないでしょうか?
主に、クライアントから渡された構成に従って執筆する場合に、そういう状況が起こりやすいです。
これって、ライター側からすると難しい問題ですよね。
原則としてクライアントからの要望に添えるよう努力すべきですが、文字数に関しては「頑張っても条件を満たせない」ということが起こりがち。
クライアントも、構成作成段階である程度文字数を想定していますが、もちろん完璧に予想できるわけではありません。
なので、やむを得ない部分も大きいのですが、ライターとしては
「すみません、これ以上は書けません」
とは伝えにくいですよね・・・。
今回の記事では、そのような時に意識すべき内容をまとめました!
大前提:「文字数を膨らませる」という意識はやめよう!
まず大前提として、文章量が足りない場合でも「文字数を膨らませる」という意識を持つことはやめましょう。
文章量が足りないのであれば、
文字数ではなく記事内の情報量を増やす
という意識を持つことが重要です!
ライティングの種類にもよりますが、SEOライターが記事を書く目的は「検索ユーザーの欲しい情報を提供して自社が狙うゴールまでたどり着いてもらう」ということが多いです。
そのため、ユーザーが求めている情報を記事内に過不足なく含めることが必要になります。
ここで大切なのは「情報を過不足なく記事に含める」ということであり、決して「文字をどんどん入れる」ということではありません。
ユーザーのことを考えた情報を入れた結果、このくらいの文字数になった
ということが理想です。
なので、文字数が到達しない場合は、まず「記事に必要な情報が足りているか?」という思考に切り替えましょう。
「文字数を膨らませたい」という気持ちが先行すると、余計な文字数稼ぎを行う危険性があります。
正しく情報を膨らませるために必要なことは?
文字数が足りない場合は、「情報を増やす」という意識が大切だとお話しました。
それでは具体的に、記事内の情報を増やすために必要な内容を確認していきましょう!
- 不足情報があるかを確認する
- 既存の内容の具体性を上げられるか検討する
1.不足情報があるかを確認する
まずは競合サイトを見て、どのような内容が書かれているかを細かくチェックしてみましょう。
「競合記事に書かれているが自分の記事には無い」という部分があれば、そこが不足部分に該当します。
競合サイトに書かれている内容は、ユーザーの求めている可能性が高い情報なので、自分の記事でも執筆しておきましょう。
指定のキーワードで検索して、上位10サイト(できれば20サイト)程度をチェックすると、競合記事との比較ができます。
不足情報が見つかった結果、
「新しく見出しを追加する必要があるなあ」
という場合は見出しを追加してもOKです。
ただし、上位サイトすべての情報を無理に詰め込む必要もありません。
ページの表示順位が下がるほど、ユーザーの意図から少しずつズレていることが考えられるため、10〜20サイト分をまるまる参考にしなくても大丈夫です。
2.既存の内容の具体性を上げられるか検討する
競合記事と、見出しや内容面で被る部分はもちろんあります。
競合記事と被っている部分に関しては、(コピペを絶対にしない上で)「よりわかりやすい内容を盛り込んで文字数を増やす」ということを検討しましょう。
競合記事に記載されていない具体例などを盛り込み、わかりやすさを追求することで、結果的に文字数も増やせます。
競合よりもわかりやすい記事も書ける上に文字数も増やせるので一石二鳥ですね!
具体性を上げる方法としては、他にも以下が挙げられます。
- 競合記事では概念のみ解説しているので、具体例を提示してイメージしやすくする
- 企業の成功事例や失敗事例を挿入して、実際に運用した際のイメージを浮かびやすくする
- 実際にサービスや製品を利用したユーザーの声を新たに付け加える
- 競合記事では重要なポイントが箇条書きで簡単に解説されているだけなので、新たに見出しを追加して具体的に説明する
- 競合記事では文章だけで解説されている箇所に図解を挿入する(文字数は増えないので記事の主張とは少しずれるが、具体性を上げる方法として有効)
具体例を提示するときは、できれば6W1Hを意識して、どんどん文章の解像度を上げることが理想です!
執筆している大枠のテーマが被っても、具体性を追加すれば自然と文字数は増えますし、ユーザーがゲットできる情報量も増え、満足してもらえる可能性が高まります。
「競合記事よりもわかりやすい!」という側面は差別化要素にもなるので、検索上位を目指す上でも重要です。
構成を変更する場合は必ずその旨を伝えよう!
上記でお話した方法を使えば、ユーザーが求める情報を増やすことができ、結果的に文字数も膨らみます。
余計な文章を追加するのではなく、きちんとユーザーにわかりやすい情報を提供した上で文字数も増えているので、クライアントからしてもかなり嬉しいです。
ただし、「不足情報の追加」のように、クライアントからの構成に新たな要素を追加する場合は、必ず明確に変更履歴や理由を残しておきましょう!
クライアントとしても、意図があって構成を作成しているため、勝手に変更されては意図とズレてしまうかもしれません。
なので、構成を変更したり付け足したりする場合は、理由も添えてクライアントに共有しておきましょう。
仮にライターの追加した見出しが正しくても、しっかり理由を説明しておかないと
「勝手に構成を変更するライターさん」
と認識されてしまうので要注意です。
意図的な文字数稼ぎは信頼を失うので要注意!
文字数が足りないと感じるときは、上記で解説したように「情報量を増やすための施策」を実行しましょう。
当然ですが、文字数が足りないからといって「意図的に」文字数稼ぎをするのはNG!
初めのうちは、ライティングに慣れておらず無意識に文字数稼ぎのような文章を書いてしまうかもしれません。
しかし、ある程度執筆回数を重ねたにもかかわらず、文字数稼ぎを繰り返してしまうと、クライアント側もなんとなく察してきます。
ヘタをすると、一気に信頼を失うことにも繋がるのでやめましょう!
よくある文字数稼ぎの方法としては以下があります。
- 余計な接続詞を入れる
- 不要な一文を入れる
- 「できます→することができます」のような文章を入れる
- 長いサービスの正式名称をやたら繰り返し使う
- やたらと句読点を使う
もちろん無意識にやることも多いので、すべて悪いというわけではありません。
ただし、文字数を稼ぐ目的で意図的に使うのは避けるべきです。
正しい方法でボリュームを膨らませてクオリティを上げよう!
ライターさんなら誰でも一度はぶち当たる壁である、「指定文字数に届かない」問題。
ついつい余計な一文を入れて文字数稼ぎをしたくなる気持ちはわかります・・・。
ですが!!!!
意図的な文字数稼ぎを続けていると、ユーザーが読みにくい記事になりますし、何よりクライアントからの信頼を失います。
慣れないうちは大変かもしれませんが、今回お話した「情報を増やす」という意識を持って、正しく文字数を膨らませましょう!