仕事の探し方

未経験ライター第1の関門!どうすれば最初の仕事に巡り会える?

どうもこんにちは、ブログをご覧いただきありがとうございます。専業ライターの「ウチノマナト」です!

このブログでは、副業時代も含めた私のライター経験をもとに、得られた知識や考えを発信しています。

今回解説するのは、

一番最初の仕事ってどうやって取るの?」

についてです。

初心者ライターさんなら誰もが通る道ではないでしょうか?

「何度応募しても合格できない・・・」なんて状況が続くと、精神的にもきついもの。ライターを始めてばかりにもかかわらず、辞めたくなっちゃいます。

そのような悩みを抱えるライターさんに向けて、この記事では以下について解説していきます!

  • 初心者ライターさんが使うべきツール
  • クライアントへの提案時に意識すべき点
  • 「ホントに提案が通るかな?」と感じたら

前提:「自分が初心者だったら?」という視点で解説

と、本題に入る前に、今回の記事における前提をお伝えしておきますね。

今回まとめた「最初の仕事獲得方法」に関しては、厳密には実体験ではありません。

実は、私の最初のお仕事は、以前更新していたグルメブログ経由でお声がけいただいたもの。

本格的に新規提案(問い合わせフォームからの直連絡、Twitter経由の応募etc)を始めたのは、最初の仕事に慣れてしばらく経ってからのことでした。

そのため、「最初からガンガン提案して実際に成果が出た方法を紹介するZE☆」というものではありません。

スタンスとしては、

仕事に慣れてから取り組んだ施策をもとに「自分が今初心者ならこうやって提案する!」という視点でまとめている

と、理解していただければ幸いです。

新規提案にも通ずる内容なので、思うように仕事が決まらず悩んでいるライターさんは、是非参考にしてください。

それではいってみましょー!

初心者ライターさんが使うべきツール

ライターさんが最初の仕事を獲得するためには、以下の2つを活用するのが基本です。

  • クラウドソーシングサイト(ランサーズやクラウドワークスなど)
  • Twitter

これはいろんなところで言われていますよね。

「この2つでしか仕事は見つからない!」というわけではありませんが、未経験ライターさんはこれらのツールを活用して仕事を見つけると良いでしょう。

とは言っても、

「そもそも、どうして最初はクラウドソーシングサイトやTwitterが最適なの?」

と感じる方もいるはず。

そこで、クラウドソーシングやTwitterが最初の仕事獲得にオススメな理由と、使うときの注意点をまとめてみました。

クラウドソーシングサイト Twitter
オススメな理由
  • 採用可能性が高い
  • 仕事を探しやすい
  • プラットフォーム経由なので、比較的安全性が高い
  • 採用可能性が高い
  • 相手の顔が見えるので安心感が高い
  • 直接契約なので手数料が発生しない
  • 長期契約の可能性が高い
利用時の注意点
  • 手数料が発生する
  • 相手の身元を確認しにくい
  • 最初は低単価の可能性が高い
  • トラブル対応は自力

どちらにも言えることは、

企業が積極的に応募しているので採用可能性が高い

ということですね。

クラウドソーシングやTwitterを使っている企業は、「ライターが必要だから募集」しています。

そのため、企業の問い合わせフォームから「いきなり失礼します!私はライターなのですが書かせてもらえないでしょうか?」とアプローチするよりも、採用可能性は高いです。

Twitterであれば、

#ライター募集

で検索すると、仕事募集のツイートがたくさん出てくるのでぜひ探してみてください。

ただ、最近は「ライター側」がハッシュタグを使って仕事を募集することも増えています。

それによって企業の募集ツイートが埋もれているので、隅々まで探しましょう。

*クラウドソーシングとTwitterに関しては、意外と書きたいことが増えたので別記事でさらに詳しいことを書きますね。

クライアントへの提案時に意識すべき点

「未経験ライターさんはクラウドソーシングやTwitterを使いましょう」ということについて解説しました。

ここからは、クライアントへの提案時に意識すべき点を解説します!

  1. 自分の得意ジャンルを整理しよう
  2. クライアントごとに提案文章を修正しよう
  3. クライアントの読みやすさを考慮しよう
  4. 礼儀正しい文章で提案しよう

1.自分の得意ジャンルを整理しよう

まずは、自分の得意(書ける)ジャンルを整理して、応募文にまとめましょう。

ライターさんが仕事を見つける方法としては、「自分の得意ジャンルから探す」というのが王道です。

例えば、下記のように考えると良いでしょう。

  • 本業の知識を活かせる案件
  • 自分の趣味分野案件
  • 持っている資格を活かせる案件

クライアントとしても、特定分野の知識を持つライターに依頼した方が安心できます。

とくに、金融・不動産・医療系などは執筆できる人が限られるため重宝されます。

アピールする際は、

具体的にどれくらい該当分野に詳しいかを証明する

ということを意識しましょう。

資格や本業の経験はアピールしやすいですよね。「自分で投資をして利益を出しています」など、実際の経験談も強みとして押し出せます。

「好き」に関しては、自分が注いでいる熱量を客観的に証明できると良いでしょう。

例えば、

  • 趣味に関するグッズをめちゃくちゃ持ってる
  • 熱量込めて書いた趣味ブログがある
  • 特定ジャンルへの入れ込みが半端じゃない(映画を月◎◎本見てる的な)

などなど、数値などで好き度合いを表現できるのが理想です。

2.クライアントごとに提案文章を修正しよう

クライアントごとに提案時の文章は変えましょう。

最初は多くのクライアントに提案文を送るため、もしかしたら全員に同じ文章を送ってしまうかもしれません。

ただし、それは避けましょう。

コピペの文章というのは、クライアントからすると、

「ああ・・・全員に同じ文章を送ってるのかな・・・」

と感じてしまい、熱意が伝わりません。

もちろん、実績・経歴・自己アピールの大枠などはテンプレ化しても良いです。

ですが、最初の数文だけでもクライアント用にカスタマイズするだけで印象は変わります。

ライター側からしても、オファー文章が明らかに一斉送信だとちょっと萎えますよね。

私も、かつて運更新していたグルメブログに、

「転職アフィリンク貼りませんか?」

という依頼が来たときはびっくりしました。おそらくブログの中身を見ていないのでしょう・・・。

このように、受け取り手の気持ちを考え、少しでも良いのでクライアントに合わせた文章を入れてアピールをしましょう。

具体的な修正方法は、この記事の下記部分で解説しています!
*クリックで該当箇所に飛びます。

3.クライアントの読みやすさを考慮しよう

クライアントが読みやすい提案文を心がけましょう。

この場合の「読みやすい」とは、下記条件を満たす文章を指します。

  • クライアントの指定項目に回答している
  • どこに何が書いてあるかわかりやすい

ライター募集では「応募文に書いてほしい項目」を指定されることが多いです。

例えば下記の項目ですね。

  • 実績
  • 経歴
  • 自己PR
  • 月の執筆本数目安
  • 週の稼働日数目安
  • その他、クライアントが指定する独自項目

このような、クライアントが指定した項目には必ず回答しましょう。

クライアントは、必ず意図があって応募文の項目を指定します。

私の場合、学習塾関連のコンテンツを作成しているため「最終学歴」を問うことが多いです。記事内容によっては、一定以上の学力がないと執筆が難しい場合もあるんですよね。

こうした意図があるのに、項目を無視したテンプレ文章を送られても審査対象になりません。

とくにクラウドソーシングでは、数十件の応募があることもザラ。なので、クライアントの求める情報がすぐ読み取れないとかなり手間です。

自分の実績やアピールを読んでもらうためにも、クライアントの指定項目には必ず回答しましょう。

回答する際は「どこに何が書いてあるのかわかりやすくまとめる」ということも欠かせません。

といっても、難しく考える必要はありません。

項目ごとに見出しを作り、その下に書けばOKです!

私もこんな感じで書いています↓

◆主な実績
〜〜〜〜〜

◆簡単な経歴
〜〜〜〜〜

◆月の執筆可能本数
〜〜〜〜〜

◆自己PR
〜〜〜〜〜

全然難しいことではありません。箇条書きでまとめれば読みやすいです。

採用側からすると、応募文が雑な人に「この人はライティングスキルがあるなあ!」とは感じません。

そのため、クライアントの気持ちを考えて、読みやすい提案文を目指しましょう。

4.礼儀正しい文章で提案しよう

当たり前ですが、礼儀正しい文章を送りましょう。

Twitterで意外といるのが、以下の一文だけを送ってくる方です。

「応募します!」

なんのことかさっぱりわかりません。

この時点で「スムーズなコミュニケーションが取れないかも・・・」と警戒されるので、採用可能性はグッと下がります。

あと、

「DMを送ってください!」に対して、リプライで「興味あります!」だけ送る

という方もですね。

ライター以前に、マナーとして「初めまして、ツイートを見て応募しました◯◯と申します」という挨拶はしましょう。

どれだけすごい実績があっても、最初のコミュニケーションを間違えた時点で採用対象から外れます。

「ホントに提案が通るかな?」と感じたら

ここまで解説した内容をもとに、いくつか提案文を考えて送ってみましょう!

最初は不合格なことが多いかもしれませんが、応募しないことには始まりません。

ここからは、ライター未経験者の方がタイミングごとで疑問に感じがちな点を解消していきます。

  1. 応募前に感じる疑問
  2. 実際に応募してから感じる疑問

この2つに分けて解説するので、自分の状況に合う部分を読んでくださいね!

1.応募前に感じる疑問

応募前に感じやすい疑問は、下記の3点です。

  1. ライティング経験が無いけどホントに大丈夫?
  2. 得意ジャンルとか無いんだけど・・・
  3. ライティングの自信が無い・・・

(1)ライティング経験が無いけどホントに大丈夫?

はい、大丈夫です!

最初の仕事を探す段階であれば、まずは最低限の日本語が書ければ問題ありません。

具体的には、以下の項目を満たすライティングができればOKです。

  • 誤字脱字がない
  • 主語・述語を正しく使った「普通に読める文章」である
  • 適度に改行されている
  • 正しい単語を使っている

今後収入をガンガン上げたい方は、細かいSEOの知識や日本語ルールを覚えるべきです。

しかし、まず最初の仕事を取る段階であれば、最低限の文章が書ければ問題ありません。

それに、ライティングスキルは勉強すれば身に付きますが、専門家としての経験や好きなものへの情熱は、その人独自のもの。

ライティングスキルとは異なり、勉強して身につけられるものでもありません。

例えば、「ある音楽グループについての記事を書く」という場合、

  • 子供の頃から音楽グループが大好きな人が書いた記事
  • グループに興味無い人が、ネットの情報をまとめた記事

どっちの記事に熱量が込められるかは、一目瞭然です。

まずは自分の経験や好きなことをアピールしていきましょう。

(2)得意ジャンルとか無いんだけど・・・

その悩み、めちゃくちゃ分かります。

なぜなら、私も「趣味とか好きなものがない・・・」で悩んだひとりなので。

昔から、これといって趣味と呼べるものがホントにないんですよねえ・・・。

映画も漫画も見ないし、お酒も缶チューハイを嗜む程度。スポーツ観戦もしないし、カメラで風景を撮影したりもしません。

就活のときも、趣味や好きなことの話になると言葉に詰まってしまい、大変しんどかったですねえ。

こんな感じなので、ライターとしてのアピール要素が見つからず、結構苦労しました。

もし私のように、得意ジャンルや好きな分野を持たないのであれば、自分で作るしかありません。

具体的には、下記のような項目が挙げられます。

  • SEOの知識
  • パワポ・エクセル・ワードスキル
  • 図解作成
  • 取材
  • リサーチスキル

上記のようなビジネス関係のスキルは、執筆経験や勉強を積み重ねれば、あとからでも身につけやすいです。

趣味ジャンルでは、「◯◯が昔から好き!」という人には絶対勝てません。

絶対勝てません。大事なことなので2回言いました。

熱量が違うので、リサーチで得られる以上の情報を持っています。

なので、趣味や好きなものを持たない方は、ビジネススキル方面で力をつけることを検討してみましょう!

(3)ライティングの自信が無い・・・

そもそもライティングに自信を持てないのであれば、まずはクラウドソーシングの「タスク案件」「初心者歓迎案件」などで仕事経験をひたすら積む、というのもひとつの手です。

ライティングスキルを身につけるためには「何千字も書く」という経験が欠かせません。

とはいえ、いきなりでは自信を持てない方もいるはず。ライティングに限らず、未知の分野に挑戦するのは勇気がいるものです。

そこでまず、タスクのようにサクッとこなしやすい案件を通じて、仕事の雰囲気をザックリ掴むと良いでしょう。

報酬はそこまで高くないため、収入を上げたい方にとっては遠回りかもしれません。ですが、「仕事獲得に慣れる」という意味では有効的です。

タスク案件だけでは収入が上がらないので、辞め時は決めるべき。ですが、「経験のため」と割り切って挑戦するのはアリです!

2.実際に応募してから感じる疑問

もうひとつは、実際に応募してから感じる疑問についてです。

この時点での悩みは、

「応募してるけど全然合格しない、どうすれば良い・・・?」

がほとんどですよね。

応募してるけど全然合格しない、どうすれば良い・・・?

提案文の見直しが必須です。

惰性で応募しても絶対に通りません。結果が出なければ、必ず応募文を見直しましょう。

見直す際は、以下の点をチェックします。

◆文章自体の読みやすさ

  • 誤字脱字は無いか?
  • 適度に改行されているか?
  • 主語・述語を正しく使えているか?

◆文章の内容

  • クライアントに合わせた文言が書かれているか?
  • クライアントが求める項目に回答しているか?
  • 実績を明示しているか?
  • 自分がどういう面で力になれるかを書いているか?

この中で「クライアントに合わせた文言」はとても重要です。

例えば、こんな感じの文章ですね。

◆不動産の記事執筆依頼に応募する場合
「私は宅建を持っているため、インターネットにある情報以上の詳しい知識を記事に組み込み執筆できます」

◆映画に関する記事執筆の場合
「私は月に◯◯本の映画を見ており、〜〜〜ジャンルに関しては誰にも負けない知識を持っています。」

実際はもう少し練りますが、こんな雰囲気で書くと良いでしょう。

こうした「クライアントに合わせた文章」は、必ず応募文の早い段階で書きましょう。

ライター採用の担当者は、1日に何通もの応募文に目を通します。

しかし、通常業務もある中で、応募文を隅々まで読むのはかなり大変・・・。ざっと目を通して人数を絞ることも珍しくありません。

そのため、最初の数行で自分に興味を持ってもらうことが超重要です。

まずは「お?このライターさんは自社と相性が良いかも?」と認識してもらい、その上で実績や経歴を読んでもらいましょう。

参考までに、私はこんな流れで応募文を書いています。

マーケティングメディアに応募した際の文章です。

ご提案をご覧いただきありがとうございます。専業SEOライターの「ウチノマナト」と申します。

現在は専業SEOライターとして活動しており、主に「〜〜〜メディア」「〜〜〜メディア」での執筆経験がございます。これまで個人として執筆した累計の本数は500本以上。構成作成から携わった記事も多数です。

現在、マーケティングメディアにてコラム記事を執筆しており、〜〜〜メディアでの編集経験もあります。これらの経験から、入念なリサーチの上でSEO対策を施した記事執筆ができると感じ応募いたしました。

ライターとして幅広い経験を持っているため、

・修正不要な記事の提出
・キーワードを適切に使用した本文執筆
・必要に応じて構成修正の提案

という点でお力になれます。

以下、私の主な実績や経歴等です。

◆主な実績

  • メディアのジャンル
  • キーワード
  • 最高順位
  • タイトル
  • 記事リンク

などをまとめる

◆簡単なライターとしての経歴
〜〜〜

◆執筆可能本数
〜〜〜

以上となります。納期はひとまずの目安で記入させていただきましたので、貴社のご要望に沿わせていただきます。

それではご確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

必要に応じて、クライアントの指定項目を忘れず書きましょう!

ライターさん個人に合った内容が必ずあるので、何度か修正して提案することが大切です。

強みに自信があるなら直接提案もアリ!

ライター未経験の場合、基本的にはランサーズやTwitterなどの募集案件に応募しましょう。

ただし、強みに絶対の自信があれば、いきなり企業の問い合わせフォームから提案するのもアリです!

例えば、

  • めちゃくちゃコアな映画ファン
  • スマホなどのガジェットが大好きで、何台も機種を持っている
  • マッチングアプリを人並み以上に使っている
  • 車が好きすぎて何台も持っている
  • 投資で月◯◯万円以上稼いでいる

などですね。

このような「誰でも目を引くレベルの強み」があれば、仮にライター募集をしていない企業でも、採用される可能性はあります。

いずれにしても、まずは自分の得意ジャンルを整理してみて、アプローチ方法を考えることが大切です。

まずは応募することから始めよう!

ここまでいろいろと説明してきましたが、

実際に応募してみないとわからないことの方が多いです。

私も数多く応募しまくってやっと最近安定してきたところ。今でも新しい発見は多いです。

適度にライティングの勉強もしつつ、ある程度下地が固まったら思い切って仕事に応募してみましょう!