仕事への考え方

【偏見たっぷり】会社員とフリーランスはどっちがいいの?筆者の体験談をもとにお話しします!

こんにちは、専業SEOライターの「ウチノ マナト」です!

マーケティング・不動産・教育・ライフスタイル全般など、幅広いジャンルの記事を執筆しながらゆったり生活しています。学習塾が運営するオウンドメディアやマーケティングメディアでは、編集者としても活動中です!

今回の記事では「フリーランスと会社員のメリット・デメリット」についてまとめています。

現在は、働き方改革やらなんやらで、会社勤めだけでなく副業やフリーランス、ダブルワークなども一般的になりました。

働き方の選択肢が増えたことで話題になるのが、

「結局、会社員とフリーランスはどっちが良いの?」

というもの。

SNSでもたまに話題になりますが、おそらく永遠に正解は出ないだろうと思います。

ただ、働き方に正解がないとはいえ、会社員にしろフリーランスにしろ、なんらかの方法を選んで働かないと生きていけません。いやもちろん働かなくて済むならそれでいいんですけどね5000兆円欲しい

今回の記事では、私の会社員経験をもとにして、リアルな体験談を交えつつ「会社員とフリーランス」それぞれのメリット・デメリットについてお話ししています!

自分の働き方について迷っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

筆者はどんな会社で働いてきたのか?

本題に入る前に、私自身が働いてきた会社について簡単にお話しします!

今回のブログは、私が「会社に所属していた際の経験」を基準にまとめたもの。

なので、私が勤めていた会社について把握しておかないと、「どんな経緯で今回の考えに至った?」をイメージしにくいと思います。

1社目:

  • 某人材派遣会社(当時の業態)の社員
  • 社員6名くらい
  • 提携先スーパーへの人材派遣業務を担当
  • 常に人手不足のため、社員である私が穴埋めとしてスーパーのシフトを頻繁に担当していた(むちゃくちゃレジ打ちしていた)
  • 月の残業100時間くらい
  • 最高で20連勤くらい
  • 深夜1時帰宅〜翌早朝5時起き生活
  • 2日連続の休みは「12月31日〜1月1日」しか記憶にない
  • 立ち仕事がキツすぎて足と腰が死んでた
  • 提携先のスーパーの店長にいびられる
  • 現在の家の近くに該当のスーパーがあるけど当時を思い出すのであまり使っていない

2社目:

  • 某大手企業での派遣社員
  • 友人の紹介で入社
  • 団地をターゲットにして飛び込み営業を担当
  • 派遣社員だが、1社目とは比べ物にならないくらいホワイト
  • 有給取得は自由
  • 休日は暦通り
  • 年末年始は12連休
  • 定時帰宅余裕
  • ただし、派遣先が歴史ある大企業のため、時代の流れについていけてない感はあった(資料は全部紙・PCは全部有線LAN・スーツの衣替えは一斉にやらないとダメetc)

我ながらすごい落差のある働き方をしています。

1社目のときはライティングの仕事はほとんどしておらず、ブログ更新にとどまっていました。本格的に副業ライターとして活動を始めたのは2社目からです。

今回の記事を読むときは、上記の状況を踏まえていただけると嬉しいです!

今回比較するのは4項目!

今回は以下の4項目で、会社員・フリーランス、それぞれを比較しています!

  1. 収入面
  2. 社会保障面
  3. 環境面
  4. スキル面

各項目で「ウチノ個人としては会社員とフリーランス、どちらが良いと考えているの?」についても言及しているので、当時の私の状況も踏まえつつ参考にしてください!

1.収入面

会社員:

会社員の場合、収入面の無敵具合は半端ないです。休んだり仕事をサボったりしても、よほどの事情がない限り固定給が支給されます。

私も2社目で飛び込み営業をしていたとき、テンションが乗らない日はこっそりサボって、カフェで副業ライターの仕事をしていましたねえ・・・。

い、今はサボらず仕事してますよ。

とくに「固定給+副業収入」という状況だったときは超絶無敵でした。本当に何も不安がない。

副業で多少しくじっても、月末になれば本業の25万円くらいが振り込まれています。

私も、毎月の固定給があるからこそ、安心してライティング案件を選びながら、自分に合う仕事だけに取り組めました。

毎月固定給がもらえる一方で、本業の給与の上がり幅には限界があります。

バブル期でもないのに、

「よっしゃ!今月は会社の給料が2倍になったぞ!」

なんてあり得ませんよね。

本業で給与を上げる方法は、基本的に「インセンティブを狙う」「出世する」の二択です。他にあるかもしれませんが、この2パターンがメインだと思います。

しかし、上記2つの方法と相性が悪い人もいます。

「インセンティブで稼げるほど営業が得意じゃない・・・」

「出世して人をまとめるのはストレス・・・」

という人にとっては地獄ですよね。

私は両方とも苦手でした。とくに2社目の派遣営業時代は「時給+インセンティブ」でしたが、営業が苦手すぎてまったく稼げなかったです。

 

フリーランス:

ライティングは、書いた分だけ稼げる仕事です。なので、会社員とは異なり「翌月の収入を2倍にする」ということも十分狙えます。

一方で、仕事量を減らした際の収入は地獄です。2倍になる可能性を持っている反面、「翌月の収入が1/2になる」ということも珍しくありません。

「今月はやる気が出ないし仕事を抑えようかな」

というときに仕事量を調節できるのは魅力的ですが、その分、収入面で大ダメージを食らいます。

私自身も収入激減の恐怖を味わった経験があり、会社を辞めた翌月に継続の仕事が終わったことで、月10万ほど収入が減りました。

「この収入があればひとまずフリーでもやっていけるぜヒャッホウ!!!!!」

という気持ちで会社を辞めたのに、早くも折れかけてましたね。

収入面でオススメなのは「フリーランス」

「え?収入減の恐怖を味わったのに、収入面ではフリーをオススメするの?」

と感じる人もいるでしょう。

ですが、私の場合は「翌月の収入が+15万円」という経験もしているため、収入源の恐怖を差し引いても、会社員より夢があると思っています。

会社員が月の収入を+15万円にしようと思ったら、一体何年かかるでしょう・・・。

とくに私は、「出世して責任の重い仕事に就く」ということに耐えられるメンタルを持っていません。

自分一人の人生で手一杯なのに、メンバーの仕事にまで気を配る自信がない・・・。

フリーランスのライターであれば、自分のことに集中し自分1人が努力することで、いくらでも収入アップが見込めます。

私のように「人付き合いが苦手で人を束ねる立場になれない人」でも、収入を上げる余地があるのは最高です。

2.社会保障面

会社員:

フリーになって痛感します。

会社員の社会保障面における強さは神である、と。

まず、給料が振り込まれた時点で、保険料や年金、住民税など諸々の経費が差し引かれているのが最高です。

フリーランスだと、自分で確定申告しなければ還付金を受け取れませんし、保険料や年金用に別途で現金を用意しなければなりません。

私も、専業になった年の諸々支払い金額の高さには驚かされました。

「え????????😡😡😡😡😡😡😡無駄遣いしてないのに、貯金なくなるじゃん!!!!!!!!!!😡😡😡😡😡😡😡」

と、ぶちギレたものです。

確かに会社員の保険料や年金も上がっていますが、諸々差し引かれた後でも生活に必要なお金は残しやすいですよね。

加えて、会社員は「国民年金+厚生年金」に加入しているため年金額が増えますが、フリーランスは「国民年金」のみ。

フリーランスが老後資金をしっかり貯めるには、積み立てNISAやiDeCoなどを自分で運用しなければなりません。

老後のためとはいえ、収入が安定しないフリーランスが毎月資産を積み立てるのは、結構勇気がいります。お金が減っているわけではありませんが、見た目の感じは手持ちの現金が減りますからねえ。

社会保障面がデフォルトで強く、諸々の経費を差し引かれた後でも、生活できるほどのお金を残せるのは会社員の魅力です。

 

フリーランス:

繰り返しになりますが、フリーランスになると年金や保険料の金額の大きさに驚愕します。マジで甘く見ていた。

私の場合、初年度に諸々の支払いだけで年間100万近く飛びました。

会社員も保険料等は引かれますが、差し引かれた後の金額でも生活は可能です。

フリーの場合、会社員時代の「手取り」と同じだけ稼いでも、そこから保険料や年金、住民税が差し引かれるのでやばい。

決して豪遊していないのに、

「え????????😡😡😡😡😡😡😡無駄遣いしてないのに、貯金なくなるじゃん!!!!!!!!!!😡😡😡😡😡😡😡」2回目のぶちギレ

と感じてしまいます。

社会保障面では「会社員」が圧勝

もうこれは議論の余地がありません。収入面は自分の努力次第で会社員を超えられますが、社会保障面は会社員に勝てないです・・・。

しかも会社員は、社会保障が強いことに付随して「世間からの信用」も圧倒的。「クレジットカード申し込み時や賃貸契約を結ぶ際にフリーの信用の無さを痛感する」という声もよく聞きます。

私もフリーの信用の無さは噂で聞いていたので、引っ越しをした後に会社を辞めました。

社会保障面に関して、逆立ちしてもフリーランスは会社員に勝てません。

3.環境面

会社員:

会社員として働くうえでは、給与や福利厚生面だけでなく労働実態や人間関係も仕事の環境に大きく影響します。

労働実態も人間関係も完璧な職場なら全力で働き続けたいところですが、そうでない場合は・・・。

 

・・・。

お察しください

 

私の場合、1社目が「地獄の労働実態+社員の考え方と合わない」というコンボでした。

残業時間100時間を超えても改善を試みているようには見えなかったし、「辛い状況は自分でなんとかしよう!」という自己責任論の風潮が強かったので、相談する気にもなれなかったのを覚えています。

もちろんフリーランスであれば、仕事については100%自己責任です。

ですが、会社の労働環境に関しては、1人の社員が頑張ってどうにかできる問題ではないですからねえ・・・。ベンチャーとはいえ、経営に携わる権利はなかったですし。

今なら2秒で辞めますが、当時の私は謎の自己責任論に共感していたため、

「ここで辞めたらダメ人間だ・・・苦労しないとダメなんだ・・・」

と感じ、2年近くも勤めていました。

しかも、会社としては悪意なく「すべての苦労が成長につながる!」と考えていたため、なかなか嫌いになれなかったんですよね。

私の貴重な休日に社員親睦会を突っ込まれたこともありましたが、会社側としては「普段疲れてるだろうから飲み会で発散しような!」という100%善意で開催したんだと思います。

明らかな暴言やパワハラがあれば辞めるのも簡単でしたが、悪意なく自己責任論を掲げていたため、

「あれ?自分が間違っているのかも?」

と感じることもありました。

とまあこんな感じで、社風や社員の考え方によって会社の環境は大きく変わるので、ガチャです。ほぼ環境は選べないと思っておきましょう。

 

フリーランス:

会社とは異なり、フリーランスは自分の努力次第で、いくらでも環境を改善できます。

「毎日10時間労働でバリバリ稼ぐぜ!」という方はバリバリ仕事すれば良いし、「好きなことだけやりたい!」と思うなら依頼を断っても問題ありません。

私も専業ライターになってからは、自分の希望とマッチするクライアントとのお付き合いに集中していますし、心地よい関係性を築けるライターさんと遊ぶことが多いです。

明らかに不当な条件の仕事は一切引き受けませんし、どれだけ実績あるライターさんでも「え?そういうこと言っちゃうの?」という人とはやり取りしません。

日頃の発言や考え方、行動次第で、心地よい環境を構築して仕事できるのがフリーランスの強みです。

逆に言えば、自分の姿勢次第で環境はどんどん悪化します。

以前SNSで「トラブル相手のクライアント名を晒す」というライターさん見かけました。

今のクライアントに不満があるなら、自分から断って関係を終わらせればいいだけ。それなのに、SNSで相手の名前を晒すことになんの意味があるのでしょう。そういうトラブルは淡々と処理すればいいのに・・・。

愚痴ばかりの人の周囲には同じタイプの人間が集まるため、なんのプラスにもなりません。もちろん、人間なので愚痴りたくなることもあるでしょうが、自分の主張のメインにしてしまうのは考えものです。

せっかく自分で環境を作れる仕事をしているのに、自分で悪くするのはもったいないですよね。

環境面はフリーランスに軍配

というわけで、環境面はフリーランスに軍配です。

良い会社もあるとは思いますが、運の要素が大きいですからね・・・。フリーランスなら、自分の努力次第でいくらでも環境は改善できます!

偉そうなことを書きましたが、私も元々は愚痴を垂れ流しまくっていた人間です。

根本がネガティブなので、愚痴を言っちゃう人の気持ちもむちゃくちゃわかりますが、フリーランスをやるなら意識を変えた方が絶対にお得です!

4.スキル面

会社員:

(誤解を恐れず言えば)会社員の場合、必ずしも高いスキルがなくても仕事ができます。

会社側は、一度採用するとよほどの事情がない限り、社員を解雇できません。与えられた仕事をこなしつつ真面目に出社していれば、基本的には働き続けられます。

もちろん「会社員はスキルが不要で簡単な仕事だ」というわけではありません!

先ほどの「収入面」の項目でお話しした通り、会社員が給料を上げるには、ポジションを上げたり成果を残したりすることが必要です。

ポジションを上げるのも、成果を残すのも、スキルがなければ達成できません。私はどちらもできないため、会社で地位を上げられる人はマジで尊敬します。

ただし、積極的にスキルを伸ばしたり成果を残したりしなくても、簡単には解雇されないというのも事実です。

私も会社員の頃に特別な成果を残していません。むしろ会社にしがみついていた側の人間です。

「それなりに働いていれば無理にスキルを身につけなくても食っていける」というのは、(良くも悪くも)会社員の特徴と言えるでしょう。

一方で、スキルがないまま会社員を続けると、将来への不安は残ります。

とくに20〜30代の現役世代は、「会社にしがみついて老後まで逃げ切る」という戦略が通用しません。

すでに大手企業で早期退職を実施し始めていることを考えると、20〜30代の間に「のほほんと働く」という環境に慣れてしまうことで、スキルが身に付かず将来的に詰む可能性が大きいです。

会社員の場合は、「自発的にスキルを身につける意識があるか?」という点に左右されやすいと言えます。

 

フリーランス:

フリーランスはスキルを伸ばし放題です。

というか、伸ばさないと終わります。

私もライターを始めた頃は執筆しかできませんでしたが、単価を上げるごとに、

  • 構成作成
  • リライト業務
  • 編集業務
  • 図解作成

など、執筆以外のスキルを求められる回数が増えていきました。

仕事によっては長期間執筆することで単価が上がるケースもありますが、フリーランスの場合は基本的に「自分のスキルを高めて売り込む」という手を打つことが必須です。

とくに最近では「たくさん書いて収入を得る」という方法が、通用しなくなりつつあるように感じます。

例えば、AIでまとめ記事を作成したことがちょっと話題になりましたよね。

まとめ記事であれば、AIが執筆できちゃう時代なんですねえ・・・。

さらに「tami-co」というAIによる構成作成サービスまで展開されています。

シンプルな執筆をAIが代行できる以上、専門資格・編集スキル・イラスト作成スキル・LPなど、執筆以外のスキルは必須です。

なお、スキルというのは、記事作成に関わるものだけではありません。請求書作成や税金の処理、営業、法務関係のチェックなども必要なスキルです。

スキル面はフリーランスの方が身につけやすい

「身につけやすい」というか、フリーランスはスキルを身につけないと生きていけません。なので、必然的に「フリーランスの方がスキルが身につくよ!」という結果になります。

というか、私みたいに会社内で人間関係を築けないし出世も望めないタイプは、個人プレーで働けるフリーランスとしてやっていくしか道がないのです・・・。

番外編

会社員:

夜と休日しか飲めない。

フリーランス:

平日の昼間から酒が飲めるぞ。

「◯◯の方が絶対に良い!」という意見を鵜呑みにしないよう要注意!

(番外編はまあ無視して大丈夫なのですが)会社員とフリーランスを比較すると、どの項目でも一長一短があります。

今回は私の会社員経験をもとに書いているので、偏見の量もすごいです。

なので、今回の記事を参考にしてもらうのは嬉しいですが、自分の状況や性格も考慮して、ベストな選択をできるようにしましょう!

間違っても、SNSで

「絶対フリーランスがいいぞ!会社員はすぐに辞めよう!」

とか、目立つ意見だけを鵜呑みにしちゃダメですよ。